2010年1月8日金曜日

家電業界の救世主と宣伝されている3Dテレビ

今、ラスベガスでCES(International Consumer Electronics Show)という家電関連の展示会が開かれているのですが、そこで主要な家電メーカーは、3Dテレビを今年以降の大きな商材としてアピールしているそうです。ニュース記事では、「救世主」とまで言っているようです。

[BBC] 3D TV is being billed as possible industry saviour

3Dというと、私個人は、たまに業務用ゲーム筐体等で採用されるけれども、プレイを見ている周囲の人間には面白さが伝わらず、そうこうしているうちに消えてしまうというイメージがあって、基本的なアイデアは昔からあるものの何らかのイノベーション(眼鏡をかけなくても楽に立体が見えるとか)がないと商業ベースでは難しいのかなと思っていました。しかし、最近の3D映画アバターの商業的な大成功をみると、それなりにコンテンツがそろってくれば一般家庭向けの商業ベースでも成功するのかもしれないと思えてきます。事実、上記のニュースを読む限りでは、各メーカーも関係企業と協力していろいろなコンテンツを供給することで3Dテレビの販売拡大につなげようと考えているようです。

ただ、そうは言っても、3Dテレビが大きく普及するためにはかなりの困難がありそうです。テレビの買い替え需要が一巡したという見方もあるでしょうし、大規模な金融・財政出動により一時の危機を脱したとはいえまだまだ不安が続くこの不況下において、果たして3Dテレビにそれだけの消費が向けられるのかという疑問もあります。

先のことはよくわかりませんが、もし、今年以降に3Dテレビが大きく普及することになったら、後の時代から、映画アバターはその大きな印であったとの評価を受けるでしょう。まぁ、まだ私は見てないんですが。

0 件のコメント:

コメントを投稿