不況時においては、金融政策と財政政策が打ち出されることになります。日本の失われた数十年においてそうだったように、今、アメリカをはじめとする世界各国が、不況への対策として大規模な金融政策と財政政策を実行しています。
これはもちろん正しい政策だと思うのですが、とはいえ、私のような小市民にとっては、積み上がっていく政府の負債を見ると、本当に大丈夫なんかなと感じてしまいます。
そんな政府の負債に関連し、2010年はアメリカの財政赤字が1兆3500億ドルにものぼるだろうという見積もりがアメリカ議会より出たとのニュースが流れました。
[BBC News] US deficit 'set to hit $1.35tn'
ちなみに、上記の記事によれば、2009年の財政赤字は第二次世界大戦以来最大となる1兆4000億ドルだったそうです。2008年は4950億ドルだったそうなので、短期間で一気に大規模な財政出動を行ったということでしょう。これは、too small too lateと言われ続けた日本の対応と現状とを教訓としたものかもしれません。
しかしそれにしても、学問的・理論的にはともかく、素人感覚としては相当怖いものがあります。アメリカでも、財政赤字の拡大に対して、保守層を中心に反対意見がかなり出ているようです。もちろん、今の段階で景気対策のブレーキを踏むようなことがあればそこで終わりになってしまいそうなので、もう突っ走るしかないでしょう。我々は、後世の人たちが興味を持って調べるような激動の時代の目撃者となろうとしているのかもしれません。
2010年1月26日火曜日
2010年1月11日月曜日
岐路に立つ携帯メーカーのノキア
かつて、日本の携帯電話は、世界市場への進出と牽引を期待されていました。しかし、いつのまにか、そうした期待の声が聞こえてくることはまれになってしまいました。一般的には、「日本の携帯は、日本市場でのマーケティングと販売を重視するあまり日本国内の要望に特化しすぎてしまい(ガラパゴス化)、世界でシェアを取れるものではなくなってしまった」と説明されることが多いようです。加えて、プレーヤーが多すぎて規模と効率の面で海外プレーヤーに太刀打ちできなくなったという指摘もあります。そのような話題の中で、世界を意識して成功した携帯電話のプレーヤーとして引き合いに出されることが多かったのが、フィンランドの通信機器メーカーであるノキアです。
ノキアは、世界の携帯電話市場にうまく適合し、携帯電話部門において非常に大きなシェアを有するに至りました。しかし、そのノキアが今、重大な岐路に立たされているとの記事が出ました。
[Economist] Bears at the door
記事によれば、スマートフォンの発展がノキアの未来に脅威を与えつつあるとのことです。ノキアは今、スマートフォンの分野でも世界一のシェアと売り上げを有していますが、しかしながら、iPhoneと比べるとその利益率は決して高くないそうです。携帯電話市場は、スマートフォンの発展により、ハードからソフト/サービスの分野により重点が置かれるようになっており、そのような市場環境の変化が、ノキアがこれまで成功してきた手法を時代に合わなくさせつつあるとのこと。
もちろん、ノキアも手をこまねいているだけではなく、さまざまな対策を講じています。それらの対策は今のところ大きな利益には直接結び付いていないようですが、将来的にプラスに働くだろうことは大いに期待されます。これまでノキアは何度かあった大きな危機を乗り越えてきました。今回も、乗り越えられるかもしれません。とりわけ、ノキアが大きなシェアと影響力をもつインドなどの発展途上国においては、十分な発展の余力があるでしょう。
ただ、記事は、ノキアが改善していくだろうことは予想しているものの、再び技術と利益の面で携帯電話市場のリーダーシップを取れるかというとそう簡単ではないと述べています。20年以上前にハードからソフトへという市場の変化の波を受けたコンピュータ業界では、結局その波に乗れたのはIBMだけだったと。
ノキアがどうなっていくかは私にはまったくわかりませんが、Google Nexus One の登場もあって、携帯電話市場が盛り上がっているのは感じます。世界の携帯電話市場は、また、新たなフェーズへと突入しつつあるのでしょう。それが私たちの生活をどれほど便利にしてくれるのかと期待せずにはいられません。
ノキアは、世界の携帯電話市場にうまく適合し、携帯電話部門において非常に大きなシェアを有するに至りました。しかし、そのノキアが今、重大な岐路に立たされているとの記事が出ました。
[Economist] Bears at the door
記事によれば、スマートフォンの発展がノキアの未来に脅威を与えつつあるとのことです。ノキアは今、スマートフォンの分野でも世界一のシェアと売り上げを有していますが、しかしながら、iPhoneと比べるとその利益率は決して高くないそうです。携帯電話市場は、スマートフォンの発展により、ハードからソフト/サービスの分野により重点が置かれるようになっており、そのような市場環境の変化が、ノキアがこれまで成功してきた手法を時代に合わなくさせつつあるとのこと。
もちろん、ノキアも手をこまねいているだけではなく、さまざまな対策を講じています。それらの対策は今のところ大きな利益には直接結び付いていないようですが、将来的にプラスに働くだろうことは大いに期待されます。これまでノキアは何度かあった大きな危機を乗り越えてきました。今回も、乗り越えられるかもしれません。とりわけ、ノキアが大きなシェアと影響力をもつインドなどの発展途上国においては、十分な発展の余力があるでしょう。
ただ、記事は、ノキアが改善していくだろうことは予想しているものの、再び技術と利益の面で携帯電話市場のリーダーシップを取れるかというとそう簡単ではないと述べています。20年以上前にハードからソフトへという市場の変化の波を受けたコンピュータ業界では、結局その波に乗れたのはIBMだけだったと。
ノキアがどうなっていくかは私にはまったくわかりませんが、Google Nexus One の登場もあって、携帯電話市場が盛り上がっているのは感じます。世界の携帯電話市場は、また、新たなフェーズへと突入しつつあるのでしょう。それが私たちの生活をどれほど便利にしてくれるのかと期待せずにはいられません。
2010年1月8日金曜日
家電業界の救世主と宣伝されている3Dテレビ
今、ラスベガスでCES(International Consumer Electronics Show)という家電関連の展示会が開かれているのですが、そこで主要な家電メーカーは、3Dテレビを今年以降の大きな商材としてアピールしているそうです。ニュース記事では、「救世主」とまで言っているようです。
[BBC] 3D TV is being billed as possible industry saviour
3Dというと、私個人は、たまに業務用ゲーム筐体等で採用されるけれども、プレイを見ている周囲の人間には面白さが伝わらず、そうこうしているうちに消えてしまうというイメージがあって、基本的なアイデアは昔からあるものの何らかのイノベーション(眼鏡をかけなくても楽に立体が見えるとか)がないと商業ベースでは難しいのかなと思っていました。しかし、最近の3D映画アバターの商業的な大成功をみると、それなりにコンテンツがそろってくれば一般家庭向けの商業ベースでも成功するのかもしれないと思えてきます。事実、上記のニュースを読む限りでは、各メーカーも関係企業と協力していろいろなコンテンツを供給することで3Dテレビの販売拡大につなげようと考えているようです。
ただ、そうは言っても、3Dテレビが大きく普及するためにはかなりの困難がありそうです。テレビの買い替え需要が一巡したという見方もあるでしょうし、大規模な金融・財政出動により一時の危機を脱したとはいえまだまだ不安が続くこの不況下において、果たして3Dテレビにそれだけの消費が向けられるのかという疑問もあります。
先のことはよくわかりませんが、もし、今年以降に3Dテレビが大きく普及することになったら、後の時代から、映画アバターはその大きな印であったとの評価を受けるでしょう。まぁ、まだ私は見てないんですが。
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