先月下旬の大統領選挙後、対立候補サイドへあからさまな圧力を加え続けているスリランカのラジャパクサ大統領ですが、ついに、対立候補だったフォンセカ氏を逮捕してしまいました。そして、この勢いのまま、議会でも圧倒的多数を取ろうと目論んでいるようです。
Sri Lanka President Rajapaksa dissolves parliament
上記の記事によれば、早期の議会選挙を求めるラジャパクサ大統領によりすでに議会は解散され、規定に基づき4月頭に議会選挙が行われる見通しとのことです。
なお、先日逮捕されたフォンセカ氏は今も拘束されており、妻のアノマ女史は「逮捕以来、夫とは会わせてもらえない」と述べています。しかし一方、それについて聞かれた軍当局の担当者は、フォンセカ氏は家族との面会も許可されているし法的援助も受けることができると答えています。まぁ、いくらそう言われても、事の経緯を考えればちょっと信じられません。
なかなかハードな状況が続いているようですが、対抗する野党勢力もいまいち力を結集するということができていないようで、国全体としては、ラジャパクサ大統領支持という形で進んでいく模様。世界全体を見渡すとこういう国は五万とあるといえばその通りですが、とはいえ、こうやって具体的な状況の記事を目にすると、嘆息せざるをえません。
2010年2月10日水曜日
2010年2月1日月曜日
行方不明のスリランカのジャーナリストの妻が夫の解放を訴える
先月末に大統領選が行われ、現職大統領のラジャパクサ氏の続投が決まったスリランカですが、その陰で、きな臭い話がもろもろありました。
1週間ほど前、ウェブサイト lankaenews.com で対立候補のフォンセカ氏を擁護する記事を書いていたジャーナリストが、謎の失踪をとげました。土曜日の朝に家を離れた後、夕方頃に同僚に電話をしたのを最後に行方が分からなくなったようです。その電話は、突然切れたと言われています。
そのジャーナリストの妻が、夫の解放を訴えているという記事がでました。
[BBC News] Wife pleads for missing Sri Lanka journalist
上記の記事によれば、スリランカ政府は、大統領選後にかなり強硬な態度をとっているようで、対立候補だったフォンセカ氏のオフィスに押し入って13人を逮捕したりといった話が頻発している模様。当局は、BBCのインタビューに対し、失踪したジャーナリストは緊急事態の命令下で拘束されていると答えたとのこと。スリランカのメディアグループ等は、政府による弾圧を非難しています。
もともと、スリランカでは、内戦が続いていたということもあって、政府に批判的なジャーナリストを弾圧するということが頻繁に起きていました。上記の記事の件も、そのひとつだと考えることができます。内戦の終了により当座の危機を乗り越えたと思われるスリランカですが、本当の平和を手に入れるまでには、まだまだ時間がかかるのかもしれません。
1週間ほど前、ウェブサイト lankaenews.com で対立候補のフォンセカ氏を擁護する記事を書いていたジャーナリストが、謎の失踪をとげました。土曜日の朝に家を離れた後、夕方頃に同僚に電話をしたのを最後に行方が分からなくなったようです。その電話は、突然切れたと言われています。
そのジャーナリストの妻が、夫の解放を訴えているという記事がでました。
[BBC News] Wife pleads for missing Sri Lanka journalist
上記の記事によれば、スリランカ政府は、大統領選後にかなり強硬な態度をとっているようで、対立候補だったフォンセカ氏のオフィスに押し入って13人を逮捕したりといった話が頻発している模様。当局は、BBCのインタビューに対し、失踪したジャーナリストは緊急事態の命令下で拘束されていると答えたとのこと。スリランカのメディアグループ等は、政府による弾圧を非難しています。
もともと、スリランカでは、内戦が続いていたということもあって、政府に批判的なジャーナリストを弾圧するということが頻繁に起きていました。上記の記事の件も、そのひとつだと考えることができます。内戦の終了により当座の危機を乗り越えたと思われるスリランカですが、本当の平和を手に入れるまでには、まだまだ時間がかかるのかもしれません。
2010年1月20日水曜日
アフガニスタンにおける大規模な汚職
混乱の続くアフガニスタンの中で、膨大な汚職がはびこっているとの報告が国連機関より出されました。
[BBC News] UN Afghanistan survey points to huge scale of bribery
報告によれば、アフガニスタンの人々はこの1年間で25億ドルものお金を賄賂として支払ったと推定されるとのこと。この額は、アフガニスタンの正規のGDPの四分の一にものぼるそうです。賄賂の対象としては、警察や地元の政府組織で、事実上、アフガニスタンでは賄賂なしに公共サービスを受けることが困難であると予想されます。
もちろん、我々から見れば「賄賂」であっても、その国の文化においては当たり前の「習慣」であるという可能性があり、上記の記事の中でも、少なくとも3人にひとりはこれが当たり前であると認識していると書かれています。ただ、そうは言っても、これだけ膨大な額になると「習慣」で全て片づけてしまうのも難しいものがあり、アフガニスタンの現状を考えると、それが海外からの援助や国の立て直しに大きな悪影響を与えるだろうと推測されます。
アメリカの強いコミットが続くアフガニスタンですが、その復興までには膨大な時間と労力が必要ではないかと思われます。
[BBC News] UN Afghanistan survey points to huge scale of bribery
報告によれば、アフガニスタンの人々はこの1年間で25億ドルものお金を賄賂として支払ったと推定されるとのこと。この額は、アフガニスタンの正規のGDPの四分の一にものぼるそうです。賄賂の対象としては、警察や地元の政府組織で、事実上、アフガニスタンでは賄賂なしに公共サービスを受けることが困難であると予想されます。
もちろん、我々から見れば「賄賂」であっても、その国の文化においては当たり前の「習慣」であるという可能性があり、上記の記事の中でも、少なくとも3人にひとりはこれが当たり前であると認識していると書かれています。ただ、そうは言っても、これだけ膨大な額になると「習慣」で全て片づけてしまうのも難しいものがあり、アフガニスタンの現状を考えると、それが海外からの援助や国の立て直しに大きな悪影響を与えるだろうと推測されます。
アメリカの強いコミットが続くアフガニスタンですが、その復興までには膨大な時間と労力が必要ではないかと思われます。
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